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美術教師の羞恥奴隷
第47章 水島登場 ■未桜編②■
 クライマックスの余韻からすぐには抜け出せない未桜と、唖然とした様子で未桜の姿を見ている水島の二人とは対照的に、藪下は何事もなかったかのように落ち着いた様子を保っている。



 未桜がようやく、少しずつクライマックスから抜け出し始めたのを察知したのか、薮下が未桜に向かって声をかけた。

「おう、館林、おかえり。居ると思わなかった水島にいきなり裸を見られて、びっくりと同時にイったみたいだな。気持ちよさそうで何よりだ。それはともかく、これで準備は全て整ったというわけだな」

 そう言うと藪下は、今度は水島に向かって言う。

「見てのとおり、これからデッサンを始めるわけだ。水島は練習があるだろうから、早くグラウンドへ戻ったほうがいいんじゃないのか?」

 水島はサッカー部に所属しているのだ。

 この学校では、他のほぼ全ての運動部所属の3年生は既に引退済みだったが、サッカー部のみ、秋まで続ける3年生もおり、水島もそのうちの一人だった。




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