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美術教師の羞恥奴隷
第54章 デッサン開始へ ■藍里編②■
 ところが、次第に例の薬が牙をむき始め、藍里に襲い掛かっていく。

 前回同様、熱い痺れに急襲され、藍里は驚きと狼狽に身悶えした。

 藪下の熱い視線を、乳房や下腹部に集めながら、藍里は急速に高まっていってしまう。

 身をよじりたい気持ちは山々なのだが、静止することを強いられているので、僅かに身体を揺らす程度のことしかできない。

 エアコンが効いているにも関わらず、藍里の額には汗の玉が光り始めた。

 かすかに呻きながら、藍里はひたすら「早く終わって」と何度も心の中で呟きながら、耐え続ける。



 しかし、薬の効力は絶大で、刻一刻と確実に藍里を追い詰めていった。

 藍里は何度も心が折れそうになり、大きく身体を揺らしてしまう。

 そのたびに持ち直してはいたのだが、限界はすぐ近くまでやってきていた。

 そんなとき―――。




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