この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
熱・愛・契約~熱・愛・事変
第6章 身体が先か、恋が先か――
抱きしめられ、彼の胸の音が伝わってくる。これ程に人の温もりを感じた事など無かった様な気がする。
幼い頃――まだ両親が仲の良かった頃――とんでもなく昔に思えてしまう――
夜は二人の間に挟まって眠っていた自分。怖い夢を見て目覚めた時、大きな胸の中で包んでくれたパパ――
しのの涙が溢れ、堺の腕を濡らした。
「しの……泣いてる」
「泣いてないもん……んっ」
堺はしのの涙を唇で掬いながらキスする。
しのは泣き止むどころか、彼の仕草によってまた新たな涙を流してしまう。
「大丈夫……?しの……?」
気づけば、心配そうな表情で堺はしのを覗き込んでいた。
しのは内心しまった、と思っていた。涙を見せたらいけないとブレーキをかけていたのに。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


