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熱・愛・契約~熱・愛・事変
第7章 女帝との対面
愛人、という言葉の意味が直ぐに頭に入らず目を丸くして唖然とする堺の頬を、小百合は軽く引っ張った。
「そんなにビックリしたお顔をなさらなくても……知ってるでしょう?愛人っていう言葉」
「はっは……はいっ……わ、分かりますけど……でもその愛人と僕が何ですって?」
まだ話が繋がらない堺は、頬を引っ張られたり指で弾かれたりされながら、彼女を見上げるしかない。
小百合は眉を下げて軽く首を傾げた。
「貴方に、しのの愛人になって貰いたいの」
「僕が……しのちゃんの……って……ええええっ?」
「しのはね、表面はしっかりした子だけど……とても脆い心を隠してるのよ」
「は……はい……ひえええええっ!」
堺は小百合に腕を引っ張られ身体を起こし正座するが、痺れの切れた足には拷問の様な仕打ちだった。またしても奇妙な叫び声をあげてしまう。

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