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熱・愛・契約~熱・愛・事変
第7章 女帝との対面
その愛らしい表情は、まるで恋する乙女のようだがーこの期に及んで、堺はその恋心が自分に向けられているという事実が信じられない。一廻りも年下で、日本を代表するトップアイドルの少女が自分に恋するなど、架空の物語ならよくあることかも知れないが……
「ママに……何か言われた?」
「ーーっ……え……えっと……」
何か言われた?処か、愛人契約を一方的に結ばれたのだが、そう言える訳もなく、堺は曖昧にゴニョゴニョ言って視線をさ迷わせるが、しのに頬を捕まれ強引に正面を向かせられ、彼女の真っ直ぐな瞳の輝きに息を呑む。
「私は……気にしてないから」
「えっ?」
「私が誘ったし……こんな事で……堺さんに迷惑をかけるなんて……も……申し訳……っ……だからーー」
しのの唇は震え、瞳は潤んで盛り上がっている。
堺の胸の奥がズキンと痛んだ。

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