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熱・愛・契約~熱・愛・事変
第7章 女帝との対面
「私ーー大丈夫ですから……一度こんな風になったからって……こ……恋人っ……気取りなんかーー」
「しっ……しの……ちゃ」
しのは瞼をぎゅうと強く瞑り、大粒の涙を溢しながら、両の手で堺の頬を思いきりつねった。彼女は無意識にやっているらしいが、つねられている方はたまったものではない。しのの攻撃を止めさせようと彼女の手首を掴むが、何処にそんな力があるのだろうか、とてつもない怪力でびくともしないのだ。
しのは手を離す処か、更に多く頬の肉を掴み捻り上げた。
「ひっ……っ」
堺は白目をむき悶絶するが、しのは俯いてしゃくり上げながら更に頬の肉を強く捻った。
「だ……だから……もう……今日限りでーー」
「ふえっ?」
痛みに苦しみながらも、堺はしのの言葉に驚き、彼女を見詰めた。

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