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熱・愛・契約~熱・愛・事変
第2章 出逢い、夏フェス
鋭い痛みと共に視界に眩しさが戻り、また会場の熱狂とオリオンの歌声が聞こえてきた。
しのは布をかき集めて胸に抱き立ち上がると、鋭い眼差しで堺を睨み付け、走り去ってしまった。
観客達がしのに手を差し出し、しのは軽くタッチしながら走り抜ける。
「ちょ、君……怪我は……っ痛!」
身体を起こし追いかけようとするが、胸に痛みを感じて堺はうずくまった。
「あいたた……て、もう痛くないや」
ほんの一瞬感じた小さな鋭い疼痛は直ぐに治まってしまった。
泥の付いてしまった服を払いながらため息を吐くが、後ろから何かで頭を叩かれて振り向くと、ペコがひきつった顔で仁王立ちしていた。

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