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熱・愛・契約~熱・愛・事変
第3章 混・乱・事変
その時、インターホンが鳴って、しのはバスタブから出てタオルを体に巻き、急いでリビングまで行き画面に返事をする。
「はい……?」
すると、悲鳴と何かが倒れる大きな音が聞こえた。
「あ……あの?」
『いっててて……また転んで……ああっ……血がっ……血が――っ!』
「大丈夫ですか?」
新手の強盗か変質者かとも疑ったが、その声は本気で慌てている様子で、しのは本気で心配になってくる。
『あ……っ大丈夫ですっ!ちょっと鼻から転んで血が』
「頭を打ったんですか?大変だわ」
『いえいえいえ……こんなのいつもの事なんで平気ですよ!ははは……いてて』
「いつもの事って……」
しのは、聞き覚えのあるその低い爽やかな声にハッとした。
――まさか……?

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