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彼女の秘密
第26章 思わぬ来訪者・優大
「美智代って言って下さい」

「美智代さん」

「呼び捨てて下さって結構です」

「いえ、俺は恋人ではないので
”さん“付けで呼ばせて下さい」

「お心のままに」

テン子は同級生です。

同輩と言う気安さで
遠慮なしです。

だから、いつも
対等感があります。

でも美智代さんは年上なので
どこかでお姉さんだという
感覚があります。

甘えられるって言うか
いいもんですね、年上って。

一緒に居るだけで
全てのストレスを吸い取って
くれるような気がしす。

俺には妹がいますが
お姉さんが欲しかったです。

美智代さんのような
お姉さんが欲しかったです。
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