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彼の秘密
第9章 テスト対策
「約束ねぇ・・・何?」

「その前にもう1つ確認を、」

「うん」

「俺達はお互い関わり会いたくないと思ってますか?」

「そうだね君の事は嫌いかな。意気地無しだし」

「知ってます。俺も同じくあんたとは会いたくないです。
でも、雫は自分の元に来てほしいと思ってる。でいいですね?」

「そうだね」
浅く息を吸って吐いた。
「なら、俺とあいつをかけての一回きりの勝負、賭けをしませんか?」

「内容は・・・聞かなくてもわかるけど。
俺が勝ったら・・・その時に言うよ。」

「俺が勝ったら」

「言わなくていいよ君が勝つことなんてないから。」
いちいち癇に障る。
女子はどうしてこんな奴が好きなんだか。
「それはお互いさまでしょう、あいつの気持ち次第なんだから」

「で、勝負はいつなの?」

「それは俺があいつと賭けをしたので、それに勝てば俺が専攻です。
どんな手を使ってもいいですよ。
妨害をするでも力づくで奪っても・・・ただ雫がそれを嫌いなことはわかってると思いますが。」
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