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彼の秘密
第10章 テスト後
とうとうこの日が来た。
電車に揺られながら目的地に近づくほどに緊張が高まる。
なんたって、初デート・・・いやいやいや浮かれるな自分。
彼奴鈍感だもんな、てかあいつに取っちゃこんなのただの友人で遊ぶ行事程度にしかとっていないだろうな・・・まぁ何も言ってないし

ちらっと横目で周りを見渡すとカップルらしい二人組がちらほらといて手を指組している姿が目に入る。
俺も雫にああしたい。なんて思うのはやっぱおかしいのかな。

って弱気になるな。
呼吸を深く吸った。

当たって砕けろ俺、それを言いに来たんだから

電車が目的地に着き人の波に押し出されて外にはじき出された。

おぉ、久しぶりに来たけどやっぱ人が多い。ゴミのようだ

この中の雫って見つけられるか?
時計を確認すると8時40分あと20分で時間が来るけど、まぁ大丈夫だろう。


今日はいたって平然と接するぞ。バレバレの態度だとカッコ悪いもんな。

ブブブブ
ズボンのポケットに入れていたスマホが振動した。
テスト終わりに神室に新しく買ってもらったやつだ。
因みに神室の名前はバカにしてる。
~~~~~
バカ
~~~~~
今日は頑張るんだよ?
もし失敗しても俺の胸貸してあげるから

じゃあお土産楽しみにしてるよー(*'▽')

~~~~~~~~~~~~~~~

・・・ふ、なんかまぁバカだけどいいやつではあるんだよな。

あ。見つけた。
時計気にしてる、まだ時間じゃないけど流石早いなぁ。
「だーれだ」
これ誰だよ、俺のキャラじゃねぇ。
まったくもって平然じゃねえ

「・・・澄でしょ」

うわお、流石冷静な突っ込み。
俺にはあまり慌てたことないんだよなこいつ、あいつの前では焦る姿とか見せてるのかな

あー嫉妬が浮かんでくる考えるのやめ、やめ

告白までのタイムリミットまで楽しんでやるからな。
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