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彼の秘密
第11章 困惑
結局学校に行くしかなかった。
まだ考えがまとまらないのに どうしよ

周りを見ると何も変わったこともなく、賑やかな日常だ。

まぁ当然のことなんだけどそれが恨めしい。

教室のドアを開いたら

「あ…」
澄と目が合ってしまった。
澄は何か言いかけてたけど俺は素通りして席に着いた。

「・・・」
何やってるんだろ

これじゃまるで本当に喧嘩してるみたいじゃないか。

違うのに

結局朝は暗い気持ちを深くして過ぎていった
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