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彼の秘密
第12章 憂鬱
「ん!??」

ちょ、なにして
俺は彼を剥がそうと胸を押すがびくともしない。

彼の強引に舌を忍ばせてきた。
いやだ!!
俺はさっきよりも強く胸を叩いたが密着されて力が入らないから効果がない。

そうしてる間にも、ずっとキスは続いて酸欠で頭がぼーとしてきた。

「ぷは…は…は、冬樹、やだ」
じわっと生理的な涙が滲む
「ごめん、その目・・・そそられる」
と彼の目は熱を帯びてて、息を荒くしていた。

そして酸欠で体に力が入らないのをいいことに俺を後ろに向かせて壁と彼の間に挟まれた。

そしてお尻の間に硬いものが当てられた。
「ぅえ?・・・うそ、やだ!!冬・・んん」
何も言わせないとばかりの後ろから口をふさがれる。

やだ!!

「大丈夫、気持ちよくさせてやるから」

そういう問題じゃない!!
そう思ってても口が塞がれて声も出せない。

彼は俺のズボンに手をかけてファスナーを下げた。

助けて
そう思った時
「はいはい、外で盛んのもいいけど。その子はだめー」
とどこか気の抜けた特徴のあるしゃべり方に目を開いた。
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