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彼の秘密
第14章 決意
その日はずっと神室に話しかける機会をうかがってたけど近くに澄がいて逃げられるばかりだった。そうしているうちに昼休みが来た
澄は相当怒っている
それは当然のことだと思うからそこを責めてはいけないとわかっていていても、心にはどんどん靄がかかって涙腺が痛んでくる。
今ここで謝れたらどんなにいいだろう、楽になれるだろうか。
けどまだ謝る言葉が見つからない、そもそもそれが正解もわかっていない中で謝るという行為をする度胸は自分にはなくただ、うつむくしかない
そん時に誰かに肩を叩かれた、振り向くとクラスの氷室佳奈江さんだった
「あ、なに?」
「あ、えっと会長さんがよんでるから」
その言葉だけでドクンと心臓が痛くなった。
慌てて振り返ると教室のドア付近には女子の塊が出来てて相変わらずの光景だったけどそこから頭一つでてる先輩の顔ははっきり見えた。
先輩は俺を見て、女子をかき分けながら教室に入ってきた。
「ちょっとだけ時間貰えるかな、暁くん」
皆の前で断れるだけの理由なんて思い浮かばないからうなずくしかない
「あ・・・・はい」
「よかった、じゃ付いてきて」
と先輩はいつもの仮面の笑顔でいって出口に向かって出ていった。
それについていくときちらっと澄いる席を見たけど彼は居なかった。
それに少しほっとしてしまった、彼に罪悪感があったから
澄は相当怒っている
それは当然のことだと思うからそこを責めてはいけないとわかっていていても、心にはどんどん靄がかかって涙腺が痛んでくる。
今ここで謝れたらどんなにいいだろう、楽になれるだろうか。
けどまだ謝る言葉が見つからない、そもそもそれが正解もわかっていない中で謝るという行為をする度胸は自分にはなくただ、うつむくしかない
そん時に誰かに肩を叩かれた、振り向くとクラスの氷室佳奈江さんだった
「あ、なに?」
「あ、えっと会長さんがよんでるから」
その言葉だけでドクンと心臓が痛くなった。
慌てて振り返ると教室のドア付近には女子の塊が出来てて相変わらずの光景だったけどそこから頭一つでてる先輩の顔ははっきり見えた。
先輩は俺を見て、女子をかき分けながら教室に入ってきた。
「ちょっとだけ時間貰えるかな、暁くん」
皆の前で断れるだけの理由なんて思い浮かばないからうなずくしかない
「あ・・・・はい」
「よかった、じゃ付いてきて」
と先輩はいつもの仮面の笑顔でいって出口に向かって出ていった。
それについていくときちらっと澄いる席を見たけど彼は居なかった。
それに少しほっとしてしまった、彼に罪悪感があったから