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彼の秘密
第14章 決意
彼についていってたどり着いた場所はいつもの屋上ではなく、生徒会室だった。
そこは両開き扉という以外は他の教室とそこまで変わらない作りでちょっと教室よりかはひろいところだった。
と呑気に考えてるうちに後ろではガチャリという音がして振り向くと先輩が内側から鍵をかけ終わった後だったらしい。
その手にはカギが握らててポケットにしまわれた
「部外者は立ち入り禁止だからね」
そういった先輩の顔から仮面の笑顔は消え失せていた。
それに背筋が凍った、
「先週ずっと考えてた、暁君が俺から離れた理由。
俺、迷惑っていったかなとか自分の行動を見直したんだけどやっぱりわからなくて今日はなそうと思って」
さっきは皆の前だからか気にしなかったが今もはっきり雫じゃなくて暁くんと呼んだ。
その距離感に俺は酷く焦った
「それは、・・・俺は別に先輩が嫌いとかじゃないんです。けどまだ一緒には入れなくて」
「それは誰かに言われたから?」
また先輩はまじめな顔だ。
仮面も何も張り付けていない、本当に冷たい瞳で息をするのも躊躇われそうな空気を身にまとっている。
「・・・違います、自分で」
なんとか吐き出した言葉に彼は少し考えるそぶりを見せてから笑顔になった。
もちろん仮面だった
「そう、それなら仕方ないのかな。個人の意見だしね・・・わかったもう帰っていいよ。
貴重な時間ありがとう」
「え、」
そこは両開き扉という以外は他の教室とそこまで変わらない作りでちょっと教室よりかはひろいところだった。
と呑気に考えてるうちに後ろではガチャリという音がして振り向くと先輩が内側から鍵をかけ終わった後だったらしい。
その手にはカギが握らててポケットにしまわれた
「部外者は立ち入り禁止だからね」
そういった先輩の顔から仮面の笑顔は消え失せていた。
それに背筋が凍った、
「先週ずっと考えてた、暁君が俺から離れた理由。
俺、迷惑っていったかなとか自分の行動を見直したんだけどやっぱりわからなくて今日はなそうと思って」
さっきは皆の前だからか気にしなかったが今もはっきり雫じゃなくて暁くんと呼んだ。
その距離感に俺は酷く焦った
「それは、・・・俺は別に先輩が嫌いとかじゃないんです。けどまだ一緒には入れなくて」
「それは誰かに言われたから?」
また先輩はまじめな顔だ。
仮面も何も張り付けていない、本当に冷たい瞳で息をするのも躊躇われそうな空気を身にまとっている。
「・・・違います、自分で」
なんとか吐き出した言葉に彼は少し考えるそぶりを見せてから笑顔になった。
もちろん仮面だった
「そう、それなら仕方ないのかな。個人の意見だしね・・・わかったもう帰っていいよ。
貴重な時間ありがとう」
「え、」