この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
彼の秘密
第16章 新しい関係
やっと女子から解放された、彼らと一緒にお昼を食べる。
「もう、ここ面倒くさい。
なんであんな風に騒げるわけ?」

「人ごみ酔うから気持ち悪い。」

「なんで俺まで巻き込まれたんだ。」

「・・・今日はいらないの?」
と弁当のおかずを箸で掴みながら聞いてきた。
因みに自分は母親の手作り弁当だ。
「あ、はい皆見てるので。いろいろと噂立てられては」

「いちいち気にしないほうがいいよー。てか噂さえ立てば近寄られなくなるかなぁ?
ね、姫。学校でも」

「ふざけんな」

ちらほらと女子が見てるので小声で話し合う俺たちの気分は駄々下がりだ。
折角のお昼休みが休みじゃないんて・・・
しかも今日は仲直りしてから初めてのお昼だったから尚更気分が下がる。
ただ、こういう状況になれてるのか先輩と雅は愚痴は言いつつも外面はいたって爽やかさを貫いている。
自分の見られ方を徹底してるのはすごいなぁと本気で思う
「すごいね、2人とも・・・表情一つ変えないなんて」

「慣れてるからね」
「崩すと面倒くさいし」

「結構2人って息合いますよね」

「そう?」
「そう?」

「また合った」

2人は顔を見合わせ首を傾げた。それが双子用でくすくすと笑うと
「え、そんなにおかしい?」
「そんなに?」

もうわざとやってるんじゃないかっていうくらいに、タイミングが合うもんだからそれが余計おかしくって、箸を止めて笑った

「ねぇ、雫って沸点低いよね」

「ツボがおかしいんじゃない?」

「シズはこれがいいんだよ」

「それは同意」

「いや誰か止めようぜ」

「雫、落ち着いて。ごはん喉に詰めるよ」

「いやあんたは母親か」

「彼氏だよ」

「あー、はいはいソウデシタ」
/284ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ