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彼の秘密
第16章 新しい関係
昼休みの時間も半分を過ぎたころ
「ほんとう、雫のことが心配だわー」
ちゃっかり俺の膝を枕にしている澄が見上げながらなぜかそういってきた。
「え、なんで?」

「もちろん、こうやって隙があるところだよね」
と紙コップの中身を逆さに澄の顔にかける先輩、俺は胡坐をかいていたのでズボンにはかからなかったが少し過激だと思った。
「うわ、水かけんなよこんぐらいいいじゃん。友達なんだから」
澄は跳ね起きて顔をごしごしと袖でふく
「膝枕は男子は絶対しない、少なくとも友達にはしないと思うよ。」
「あーはいはい、そうですね。会長さんはとても心が狭い方ですもんねー」

と二人はまた喧嘩?を始めてしまった。
「ちょ、二人とも」
そこにそっと雅が耳打ちしてきた。

「なに?」

「付き合って間もないと思うけど、その・・・あれのことも視野に入れとかないとだよ?」

「あれ?」

「・・・夜の営み」
あれとぼかした割にはさらっと顔色も変えない彼の言葉に飲みかけていた御茶を吹き出しそうになった。
「ふぁ?っ・・・ちょ、今昼!」

「昼がどうかした?」
俺の声がでかくて空気化して忘れてた神室が膝に真姫を乗せながら退屈そうに欠伸をしながら聞いてきた。

「いえいえ何もないです!・・・まだ、そういうのは」

「顔赤くしちゃってかわーいい」
からかう様にくすくす笑って俺の肩を叩く
「でも考えときなよー?来る時が来たらしなきゃなんだから。」

「もう!」

「はは、でーも。ちょっと隙が多いのは感心しないよ?
あの会長さん、独占欲強そうだし。
そのせいで痛い目を見るのは、雫だからね?」

「そんなに多いかなー」

「かなりね、俺が彼子だったら許せないかも。
ね、姫」

「・・・んん」
真姫は神室の膝の上で、昼寝を楽しんでた

「・・・俺は関口を恨む」

「え、俺のせい?」

「怒るに怒れないじゃん、こんな・・・」
最後言い淀んだ彼の表情をちらっと見たら頬を緩めて優しい眼差しで真姫を見ていた。
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