この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
彼の秘密
第16章 新しい関係
放課後、澄はまた二年生の教室に向かった。
というのも約束事を覚えていたからだ。

「あ、すみません。会長さんていますか?俺の個人的な要件なんですけど」

帰りの支度を始める生徒の中にドア付近にいた生徒に声かける
「あ?、たくまた面倒ごとか」

「え?」

「いや、彼女取られたとかそんなんだろ?」
とまじめそうななりの生徒は万度臭そうにため息をついて眉間にしわを寄せている。
確かにそんなもんだが、それにしたってこの人がここまで面倒くさがる理由はあるのか
「氷河、どうしたの?」
とそこにひょっこり現れたのは、会長だった。
てか氷河って、まさか副会長の氷室さんか?
「お前なぁ、ここが教室だから強くは言えないがもうちょっとあとくされなくしろよ。
毎回女子に振られた男子を追い返す俺の身にもなれ」

「いつも悪いね、でもこの子は違うんだなぁ。
こっちから言うつもりだったんだけど、そっちから来るとはね」

「約束ですから、」

「あ、なんだ違ったのか。すまん早とちりだったようだ」
彼は片手を前にだして謝るジェスチャーをして律儀に謝ってきた。
「あ、別に謝るほどのことでは」
だが彼は俺を無視して会長に話しかける。
謝った意味があるのだろうか・・・
「ならまた今日は遅れるのか?」

「少しだけね、でも今日はそこまででしょ?忙しいのは来週だよ」

「そうだな・・・夏休みだもんな」
副会長は眉間に手を当てうつ向く

いろいろ大変そうだが自分には関係の無い話なので相づちも打たずに会長に声をかける

「俺も部活があるので、用件を早く済ませていただいても良いですか?」

「そうだね、じゃあいつもの場所で待ってて」
といつものムカつく爽やかな笑顔でそう言って教室を出ていった。
/284ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ