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彼の秘密
第18章 二人の時間
暫く彼の腕の仲に体を預けていたが、いくつかの疑問があった、
「あの、その彼女さん達とはもう」
「何もないよ、いや何もないは嘘だけど」
「えっ!」
「あ、違う言い方が悪かった。
もう、関係はないけどそのね中には面倒な子もいるから、雫が気にすることじゃない」
「それって盗聴に関係あるんじゃ」
彼を見るとすっと目を細め、手を俺の頭の上に乗せた
「・・・大丈夫、気になる被害はないから」
その声は子供を安心させる母親のように優しくてそれが余計心配になった。被害なんて無いわけがないのに・・・
普段から忙しい彼の負担は減らしたい、大切な人に抱く普通の感情だと思う
だけどここで話を聞きたいと言っても彼を困らせるだけかもしれない、だからここは今出来そうなことをするしかない
少し困った末に導きだした答えはくだらないことかもしれないものだった
「あの、じゃあ先輩の今して欲しいことありますか?何でもしますから」
我ながら馬鹿だとは思うが彼を癒すにはこれしか方法がわからない。
まだよく彼を知らないから、だからもっと知るためにも彼の欲求を知りたかったのもある
彼は突然の質問に目を丸めて、すぐに返された
「じゃあ、冬樹君にされたことを話して欲しいな」
「えーと、出来ればそれ以外がいいんですけど」
「なんでもってじゃあ何?」
「ですよねー、でも怒らないでくださいよ」
先輩は少し渋ったがすぐに承諾してくれた
「わかった」
「じゃあ話しますね」
「あの、その彼女さん達とはもう」
「何もないよ、いや何もないは嘘だけど」
「えっ!」
「あ、違う言い方が悪かった。
もう、関係はないけどそのね中には面倒な子もいるから、雫が気にすることじゃない」
「それって盗聴に関係あるんじゃ」
彼を見るとすっと目を細め、手を俺の頭の上に乗せた
「・・・大丈夫、気になる被害はないから」
その声は子供を安心させる母親のように優しくてそれが余計心配になった。被害なんて無いわけがないのに・・・
普段から忙しい彼の負担は減らしたい、大切な人に抱く普通の感情だと思う
だけどここで話を聞きたいと言っても彼を困らせるだけかもしれない、だからここは今出来そうなことをするしかない
少し困った末に導きだした答えはくだらないことかもしれないものだった
「あの、じゃあ先輩の今して欲しいことありますか?何でもしますから」
我ながら馬鹿だとは思うが彼を癒すにはこれしか方法がわからない。
まだよく彼を知らないから、だからもっと知るためにも彼の欲求を知りたかったのもある
彼は突然の質問に目を丸めて、すぐに返された
「じゃあ、冬樹君にされたことを話して欲しいな」
「えーと、出来ればそれ以外がいいんですけど」
「なんでもってじゃあ何?」
「ですよねー、でも怒らないでくださいよ」
先輩は少し渋ったがすぐに承諾してくれた
「わかった」
「じゃあ話しますね」