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彼の秘密
第21章 夏休み
射精後、雫は体をはぁはぁと上下させながらがくんと上げた腰から落ちた。
お腹や顔には自分の出した精液がかかり、つんとした臭いが鼻に付く

「ほら、もうへばちゃったの?まだ本番じゃないのに」
と先輩は俺の腰を抱えて引き起こされ、頭を肩に乗せる
やさしく背中を摩られて、それが心地いい

だが、暁はこれだけで事を終えるつもりは毛頭なく、摩っていた手をそろりとおしりをわしっと掴み、ゆっくりとマッサージし始めた。
そして、割れ目のところに手を入れこみくにくにと穴を刺激始めた
「えっ…ちょ、先輩?」

「暁だよ、大丈夫気持ちよくするから」

「あ…暁さん、そこお尻…ん」

「男同士だとここ使ってするんだよ」
その言葉を聞いてはっとし、頭をあげ暁と目を合わす
「知ってますけど!ていうか俺が入れられる側ですか?」

「えっ、始めからそのつもりだったよ」
くにくにと、穴を弄りながら答えるのも笑えたが、雫の顔があまりにも豆鉄砲をくらった鳩のような顔だったので、おかしくてたまらなかった

「それに」
と、にゅぅとまずは一本指を穴に押しこんだ

「んん!」

「絶対にそっちの気質あるから、俺にいれるよりもずっと気持ちいいよ」
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