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彼の秘密
第21章 夏休み
でも楽しみにしていた8月2日にはならなかった
その日の朝、携帯の着信音に起こされた
眠気眼を擦りながら、電話にでると耳を疑う事を聞かされた
「事故った?えっ、いやえっ?」
次々と理解が追い付かない話を聞かされ、何とか理解できたのは家族が事故に巻き込まれて、病院にいると言うことだった
しかも本人の確認てなんだよ
とりあえず、タクシーを家族がいるらしい病院にたどり着いた。
病院の人に自分の名前を言えば、さも当然のように霊安室に通された。
胃からは吐き気が込み上げ、心臓の音がうるさい
重そうな扉が開けられそこには三つの布をかぶせられた遺体が三つあった。
「はっ?」
「お亡くなりになられたのは、あなた様のご家族で間違いありませんか?」
声が耳の端で聞こえる・。
俺は、何も答えずに布を静かに落とすように取った。
そこには、俺以外の家族三人がそこにいて・・・
そこからはあまり覚えていなかった。
気づけば親戚の人がいて、俺の肩を揺らされていた。
気を失っていたわけではないというのは、俺が外に出て椅子に腰掛けてずっと空を見ていたといわれたのが証拠。
親戚はすごい悲しそうに泣いて、俺を抱きしめていたがその温度はまるで感じられなかった。
悲しいというより、状況を未だに理解できなくて呆然としていた
そして、すぐに葬式は執り行われ終わる。
家族が死んでから、葬式が終わるまでの時間は三日。
その三日は俺は何をしたか覚えてなかった。
ただ、すっと時間が過ぎていった。
何をしゃべって、誰とどんな会話をしたのか。
霧を掴むように終わった。
その日の朝、携帯の着信音に起こされた
眠気眼を擦りながら、電話にでると耳を疑う事を聞かされた
「事故った?えっ、いやえっ?」
次々と理解が追い付かない話を聞かされ、何とか理解できたのは家族が事故に巻き込まれて、病院にいると言うことだった
しかも本人の確認てなんだよ
とりあえず、タクシーを家族がいるらしい病院にたどり着いた。
病院の人に自分の名前を言えば、さも当然のように霊安室に通された。
胃からは吐き気が込み上げ、心臓の音がうるさい
重そうな扉が開けられそこには三つの布をかぶせられた遺体が三つあった。
「はっ?」
「お亡くなりになられたのは、あなた様のご家族で間違いありませんか?」
声が耳の端で聞こえる・。
俺は、何も答えずに布を静かに落とすように取った。
そこには、俺以外の家族三人がそこにいて・・・
そこからはあまり覚えていなかった。
気づけば親戚の人がいて、俺の肩を揺らされていた。
気を失っていたわけではないというのは、俺が外に出て椅子に腰掛けてずっと空を見ていたといわれたのが証拠。
親戚はすごい悲しそうに泣いて、俺を抱きしめていたがその温度はまるで感じられなかった。
悲しいというより、状況を未だに理解できなくて呆然としていた
そして、すぐに葬式は執り行われ終わる。
家族が死んでから、葬式が終わるまでの時間は三日。
その三日は俺は何をしたか覚えてなかった。
ただ、すっと時間が過ぎていった。
何をしゃべって、誰とどんな会話をしたのか。
霧を掴むように終わった。