この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
彼の秘密
第21章 夏休み
また、目覚ましの音じゃないものに起こされた。

玄関のチャイムが鳴っていた。
それは、いたずらに連続で鳴っているものでは無くて、間隔を開け鳴らしている

それに待たれている様な気がして、渋々ドアを開けた。誰かというのを確認し忘れたと思った時には既に遅く、しまったとは思ったが不審者でなかった
「先生」

「今日は帰って来てたんだな」
そこに居たのは、担任の若松先生でスーツをぴしっと着こなしている
先生は俺の顔を見るなり、上がるぞと言い靴を揃えて床を踏んだ

「あの、全然部屋とか汚いんですけど」

「そんなの気にしていない、お前は休め。疲れただろ」
チャイムで起こされたとは思ったが、どうやら気遣われているようで、素直に従った

今はまだ何もできる気がしない
ソファの上に体育座りをしてテレビをつけると、ニュースがやっていたが家族の事故は取り上げられていなかった。
3日前には、少し放送されていたのにすぐに違う事件が起きればそっちに飛び付く
見ているのが嫌になってテレビを消した

暗くなった画面には自分の顔が写り混む

よくわからないが、良い顔はしていないのがわかり
洗面所に向かって鏡を見ると、目を腫らして泣き痕がついた顔が写っていた

「酷い顔」
とりあえず顔を洗い、リビングに戻ると朝食が用意されていた
/284ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ