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彼の秘密
第22章 二期
始業式が終わって、HRが終われば部活も無く午前で帰れる筈だった
「悪いなぁ暁、放課後13:00頃に職員室に来てくれ」
HRの最後に若松先生がそう言った
「えっ、あー…わかりました」
朝の書類に不備があったのかな、でもちゃんと目をとおしていたし課題も提出したし、怒られるようなことはしていない筈なんだけど。
首を傾げていると鞄を背負った澄がニヤニヤして問いかけてきた
「新学期早々呼び出しって、大丈夫か?」
「んー、俺も何で呼び出されたかわからなくて」
「ふーん、まっ俺は体育祭実行委員で忙しいからな、ついていけねぇけどがんば」
「あはは、怒られるわけじゃないから大丈夫だよ」
澄達とも教室で別れて、取り敢えず食堂で昼食を取り言われていた時間に職員室を尋ねた
「失礼します、一年B組の暁 雫です。若松先生にお話があってきました」
「おー、こっちだ」
机の上に数学の課題が山積みになっていて、その中に埋もれる形で課題にチェックをつけていた
「これ、全部チェックするんですか?」
担当クラス全員分の課題をチェックするのは、骨が折れる作業だと思うし、自分は見ただけでやる気が失せそうだ
「あぁ、お前らは提出したら終わりだが、俺らは提出されてからが大変だからなぁ
まっ、教師ってのは生徒に時間を費やす生き物だから別に苦じゃない、が…大変だと思うなら少し付き合え」
話があると言ったのは先生なのにとは思いながら、職員室を後にした
「悪いなぁ暁、放課後13:00頃に職員室に来てくれ」
HRの最後に若松先生がそう言った
「えっ、あー…わかりました」
朝の書類に不備があったのかな、でもちゃんと目をとおしていたし課題も提出したし、怒られるようなことはしていない筈なんだけど。
首を傾げていると鞄を背負った澄がニヤニヤして問いかけてきた
「新学期早々呼び出しって、大丈夫か?」
「んー、俺も何で呼び出されたかわからなくて」
「ふーん、まっ俺は体育祭実行委員で忙しいからな、ついていけねぇけどがんば」
「あはは、怒られるわけじゃないから大丈夫だよ」
澄達とも教室で別れて、取り敢えず食堂で昼食を取り言われていた時間に職員室を尋ねた
「失礼します、一年B組の暁 雫です。若松先生にお話があってきました」
「おー、こっちだ」
机の上に数学の課題が山積みになっていて、その中に埋もれる形で課題にチェックをつけていた
「これ、全部チェックするんですか?」
担当クラス全員分の課題をチェックするのは、骨が折れる作業だと思うし、自分は見ただけでやる気が失せそうだ
「あぁ、お前らは提出したら終わりだが、俺らは提出されてからが大変だからなぁ
まっ、教師ってのは生徒に時間を費やす生き物だから別に苦じゃない、が…大変だと思うなら少し付き合え」
話があると言ったのは先生なのにとは思いながら、職員室を後にした