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彼の秘密
第6章 球技大会
球技際当日
雫は気怠さと共に体を起こした。

「ん、・・・あれ」
床が回ってる?
それに、胃がムカムカするし。頭は内側から叩かれているみたいにガンガンする。
「イタ、・・・気持ち悪いし。まさか風邪?」
俺は、ゆっくりと体を起こしリビングへ降りた。

救急箱から、体温計を取り出し熱を計った。

ぴぴぴぴ
「まじかよ。」

まさかの38.0だった。

なんで球技際なのに。

薬を飲むか?時間は間に合う?

時計を見ればまだ6:00だった。

学校には8:30に着けばいいから・・・とにかく飲んで様子を見よう。

折角先輩が見に来てくれるかもしれないんだから。

それに皆に迷惑はかけられないし。
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