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彼の秘密
第6章 球技大会
窓は開いてないのに、風がとおりぬけたような気がした。

「先輩、今なんて」

「だから、可愛いって言ったんだよ」
やっぱ空耳じゃなかった、だからわからない
「可愛いって俺男ですけど」

「そうだね、でもだから何?」
だから何って恥ずかしい
「いや、そういうのは男に言っても」

「俺の一番可愛い後輩は雫って意味なのに?どこがおかしいの?」
と、先輩は急に近づいてきて頭をなでる。

その、行動に少し胸が高鳴った。

「なんだ、そういうこと」
て、当たり前か・・・・じゃあ何を期待してた?
急に恥ずかしくなって顔を腕で隠す、
「うん、他にどんな意味があったのか教えて?」

「へ、あっいや俺もよくわかんないです」

「ふーん、なんでもないのに顔真っ赤だけど」
と、先輩が俺の腕を持ち上げれば当然顔を見られる。

先輩の黒髪から覗く瞳と目が合って体まで熱くなって燃えてしまいそうなほど

「というか、本当に熱有りそうだけど大丈夫?」
と、先輩がおでこをくっつけた。

その瞬間咄嗟に俺は
「あ、あーーー!!そうでした先輩俺この後試合なんですよ。だからもう行きますね!じゃ」
と、先輩の腕をほどいて走って逃げた
「雫!?大丈夫なの?」

「平気です!」
急に廊下の角から出てきた澄とぶつかりそうになる。
「うわ、雫?お前何してたんだよ。」

「トイレ行ってた!!走るぞ!!」

「えっ?てか会長かあれ?って雫?!」

やばい、やばい。もう心臓が痛いや。
なんで?

先輩と目が合うだけで体が熱くなるし動悸も激しくなる。
笑ってくれると嬉しいし、いろんな表情を見てみたいと思う。

側にいたいなんて・・・・こんなのまるで

雫は頭を振ってひたすら走った。
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