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彼の秘密
第6章 球技大会
第一試合目は1-Cのbチームとだった。

身長が高かったり、運動が得意そうな人もいるが結果は5-0と圧勝だった。

「おつかれさん」
試合が終わり、程よく汗をかいた俺は顔を洗っていたら、澄にタオルを貰った。

「ん、お疲れ」

「いやー、圧勝、圧勝。
流石俺等のコンビ。といいたいところだけど。
今日、調子悪くねえか?」

「うっ。ごめん」
そう、試合は圧勝だった。
だが、俺はあまりいい働きができなかったのは事実。
途中の、パスミスや普段は滅多にしないボールの受け取りミスが目立った。

その分、澄や伊藤くんに助けてもらいながらの試合で・・・迷惑をかけてしまった。

もう風邪ひいてること言おう。
迷惑をかけてちゃ意味がないし。
「実は・・・」

「あっ、暁く・・・雫。お疲れさま」
と、丁度そこに先輩がにこやかに現れた。

「先輩。」

「あっ、会長。え?仲良いの?」

「まぁ、少し。」
と俺が言うと先輩はまさかの
「今日はお弁当どこで食べる?」
と言ってきた。
「えっ!?」
何故今ここで言うんですか?
やばい、と澄を見るとやっぱり驚いてた
「弁当?お前彼女と食べてるんじゃ」

「彼女?どういうこと?」

「えー、いや!あのごめんなさい!その・・・かくかく然々」
と、澄に説明することにした。もちろん先輩にも謝った。
「あー、なんだ。そんなことかよ・・・ビックリした。」

「ごめん。」

「なら先輩、そのお昼皆とはダメですか?」
と俺の肩に腕を回して、頼んできた。

俺は心配だった。
みんなで食べるのは別に構わなかった。
けど先輩との時間が減っていくことに少なからず落胆はした。
ちらっと、先輩を見るとあの仮面の笑顔で
「いいよ、」
と、ただ一言承諾した。

だけど、すぐに笑顔を消して
「まぁ、君達の弁当は作らないけどね」

「あぁ、いいですよ。そんなの
俺はただ、こいつと食べたいだけなんで」

「そう、それは良かった。俺もゆっくりしたいからあまりかまってあげれないけど、宜しくね?」
と微笑みながら言う二人の言葉の端端に、棘が感じられるのは気のせいだろうか?

でも先輩が素の表情で話してる姿は、珍しくて少し嬉しかった。

でも・・・自分しか知らない顔だったのにな

あ、またそんなこと考えて。ほんと俺どうしたんだろ。
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