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彼の秘密
第1章 出会い
俺は隣の関口とか言う男子に声をかけた。
見た目は、茶髪にピアスでどこかすれてそうだった。てかこの学校基本身嗜み緩い
女子もスカート短いし、髪普通に染めるのありだし。

まぁ、そこが人気のある理由だと思うのだけど
「関口くん、ちょっと良いかな?」
俺は第一印象は大切だと思いなるべく丁寧に声をかける。
というのも、昔ため口で声掛けしたら
「軽々しく話しかけんじゃねえ」と喧嘩腰で怒られたことがあるからだ。
そんなのが普通だったという程に中学はかなりガラの悪いゴミの掃き溜めみたいなところだった。

だが話しかけられた関口は快く笑顔で
「どうしたの?」と返してくれた。
なんて、この学校の皆は優しいんだと感動した。
今までがおかしかったのかもなぁ
「あっ、いや話したいなって思って。良いかな?」

「えっ、うん」

「あのさ!部活何やってた?」

「俺は、帰宅部だったよ。
趣味がギターでここ軽音部あるじゃん?
だから、ここではそこに入ろうかなって・・・君も入る?」

「あっ、いや俺はどこに入るかまだ決めてないんだ。
中学はサッカー部だったんだけど・・・嫌になっちゃって。
うん、ちょっと考えておくよ。あと雫で良いよ」

「ねぇ、雫って放課後暇??」

「うん」

「なら、昼一緒に食べない?君の友達も連れて」

「了解、じゃあとで澄に言っとく」。


というわけで俺達は帰りに昼を一緒に食べることになった。
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