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彼の秘密
第8章 二人の関係
風が通り抜けるなか少し日差しが強くなったことをじとりとかく汗で実感する。

球技際の時にある光景が頭を巡って離れない。
まさかそんなことは・・・絶対に嫌だ

雫は明らかに様子がおかしかった。
いつもはミスしないやつなのに集中すらもできてなかった。

第一試合が終わってから、問い詰めようとした時に生徒会長が現れた。
なんでこんなところに会長が?仕事があるだろうに

「先輩?」

と呼ぶ雫に俺は目を見張った雫は笑ってた。
別に笑うのがおかしいことじゃない。ただ、会長を見る瞳は優しくうるみ頬は薄く染まっていた。

自分と違う

なんでそんなに嬉しそうなんだよ。
そういえばさっきも会長がいた。なんで???

「今日はお昼食べる?」

・・・はっ?

なんで会長がこいつと昼食べるんだよ。だってこいつには彼女がいるんじゃないのか?

・・・それ、嘘にきまってんじゃん
いつか聞いた神室の言葉が脳裏に浮かぶ。

まさかそんなことは、俺は否定してほしくて雫に聞いた。
すると、雫は本当のことを話した。

その場では俺は平然を装った。
でも、本当はなんで黙ってたのかまで聞きたかった。

でもそれを聞いてしまったら、その正解が怖いから聞けない

あぁ情けない・・・けど情けないままでは終りたくない
この手から手放したくない

すり抜ける風を握りしめた

だから俺は、昼を食べる約束を取り付けた
少しでも会長に食らいつきたかった
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