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彼の秘密
第9章 テスト対策
「ここだよ」
俺は先輩に連れられて先輩の家まで来た。
家って言ってもアパートだけど
部屋に入りながらふとした疑問をぶつけてみた。
「先輩ってご家族の方は」
前、一人暮らしだって言ってたけど

「あぁ結構前に亡くなったんだて言うのは冗談で離れて暮らしてる。
そんなことよりお茶でも飲む?
それともコーヒーかな」

「あっ、じゃぁコーヒーで」

「わかった。じゃあ適当に寛いでて、。
ただ、あまり物色は駄目だよ。」

「そ、そんなことはしませんよ!」
嘘実際は少しだけいじろうかと思ってました。

けど先輩の笑顔が怖くてやめたチキンです。はい
目が笑ってなかった
だって気になるじゃん!先輩の私生活。
普段きっちりしてる人のだらりとした部分とか気になる。

けどそんな期待とは裏腹に先輩の部屋は綺麗に片付いてて、(見た目は)無駄なものがなかった。

先輩って趣味あるのかな?と思うほどに物がなかった。

まぁ俺はしっかり先輩の言うことを聞いて、部屋でおとなしく待っていると少しして先輩がコーヒーと一緒に入ってきた。

「お待たせ、今日は急にごめんね」

「いえ、俺も苦手な部分とか教えてもらいたかったので丁度良かったというか嬉しかったです。」

「そう、それなら良かった。」
コーヒーを机に置いて少しゆっくりするのかと思ったら、先輩は引き出しから何かを取り出してそれを顔にかけた。

「じゃ、勉強しよっか?」
そういった彼の顔には黒縁のスタイリッシュな眼鏡がかかっていた。

それに思わず胸が高鳴る。

・・・似合いすぎてヤバイ
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