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彼の秘密
第9章 テスト対策
とぽとぽとぽ
マグカップに注がれるお湯と、フィルターを通って薫ってくる珈琲が、眠い頭を起こしてくれる。
今日は、ホイップとシナモンを添えてシナモンウィンナーコーヒーだ。
ほんのり甘いホイップとシナモンにコーヒーの苦味がよく合い、まろやかな味が体に染み渡る
テーブルに向かい合いながら、珈琲をすする音が部屋を支配する。
ただウィンナーコーヒーの甘さとコーヒーの苦さのような時間が流れている
「目はきっちり覚めましたか。」
先輩は目を伏せて、静かに呟く。
「覚めてるよ。」
「何が、腕枕。ですか?」
「ゆっくり休みたかったんだけど」
そう、さっき先輩が腕枕なんて言ったあと俺は何も言わず体を起こしベッドをでてお湯を沸かした。
「もう十分休みました。」
「そんなに嫌?」
「・・・・嫌です。」
「さっきは、嫌じゃないって言ったのに?」
「だって!男同士で腕枕するって、誰得ですか?そもそもなぜ俺は先輩と同じベッドで寝てるんですか?それに」
俺がすべてを話す前に先輩は一口すすってカップを置き静かに話した。
「だって雫が、言ったんだよ一緒に寝て良いって。」
その瞬間あっついコーヒーを吹き出しそうになった。
今なんて?
「昨日寝る時に雫が先にうたた寝しちゃって起こしたら雫が、服の裾を引っ張って一緒に寝ましょうといったの。だから寝たんだけど・・・覚えてないの?」
「全く・・・すみませんでした」
「あーショックだなぁ、すごいショック。許せそうにないよ」
「う・・・許してくださよ。なんでもしますから」
「ほんとう?何でもだね」
やば言質を取られた
「うっ・・・はい、二言は・・・ありません」
「あはは、じゃあ仕方ないね。じゃぁこちらの要件をきいてもらおうかな」
先輩は楽しそうに話す
あー悪い予感しかしない口は禍の元だと良く頭に叩き込んどこう。
マグカップに注がれるお湯と、フィルターを通って薫ってくる珈琲が、眠い頭を起こしてくれる。
今日は、ホイップとシナモンを添えてシナモンウィンナーコーヒーだ。
ほんのり甘いホイップとシナモンにコーヒーの苦味がよく合い、まろやかな味が体に染み渡る
テーブルに向かい合いながら、珈琲をすする音が部屋を支配する。
ただウィンナーコーヒーの甘さとコーヒーの苦さのような時間が流れている
「目はきっちり覚めましたか。」
先輩は目を伏せて、静かに呟く。
「覚めてるよ。」
「何が、腕枕。ですか?」
「ゆっくり休みたかったんだけど」
そう、さっき先輩が腕枕なんて言ったあと俺は何も言わず体を起こしベッドをでてお湯を沸かした。
「もう十分休みました。」
「そんなに嫌?」
「・・・・嫌です。」
「さっきは、嫌じゃないって言ったのに?」
「だって!男同士で腕枕するって、誰得ですか?そもそもなぜ俺は先輩と同じベッドで寝てるんですか?それに」
俺がすべてを話す前に先輩は一口すすってカップを置き静かに話した。
「だって雫が、言ったんだよ一緒に寝て良いって。」
その瞬間あっついコーヒーを吹き出しそうになった。
今なんて?
「昨日寝る時に雫が先にうたた寝しちゃって起こしたら雫が、服の裾を引っ張って一緒に寝ましょうといったの。だから寝たんだけど・・・覚えてないの?」
「全く・・・すみませんでした」
「あーショックだなぁ、すごいショック。許せそうにないよ」
「う・・・許してくださよ。なんでもしますから」
「ほんとう?何でもだね」
やば言質を取られた
「うっ・・・はい、二言は・・・ありません」
「あはは、じゃあ仕方ないね。じゃぁこちらの要件をきいてもらおうかな」
先輩は楽しそうに話す
あー悪い予感しかしない口は禍の元だと良く頭に叩き込んどこう。