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タイムリミット365
第8章 少しの変化

今までは受け身だったこの行為。
今日は輝翔を私が感じさせたい。
上から見下ろす輝翔の顔は、やっぱりイケメンだ。
瞳を細めて、優しく微笑む輝翔に私の心は最高潮に高鳴っていく。
「なんだ?今日は羽音が、俺を感じさせてくれんの?」
「輝翔は、そのままでいて。今日は私がしたいの。」
「俺を感じさせられんのか?楽しみだなっ。」
「私だって、輝翔を気持ち良くさせられるんだからねっ!」
「はいはい。お任せしますよ。」
クスッと笑った輝翔が瞳を閉じて、私を抱き締めていた腕をベッドに落とした。
ただ受け身な輝翔。
そんな輝翔を見るのも初めてで、私はゴクッと唾を飲んだ。
私にだって出来るんだから!
受け身だけでは、いられないんだからね!
絶対輝翔をその気にさせてみせるんだから!!
やたらと気合いを入れた私は、静かに横たわる輝翔の唇に、まずは優しく唇を重ねた。
チュッ…
チュッ…
何度か啄むようにキスを繰り返していく。

