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タイムリミット365
第9章 最期の作品

「なぁ、羽音。あの日、この場所でお前は、あの世に行くのを怖いと思ったか?」

「えっ?」

「命が消える事を、怖いと感じていたか?」

「…そうだね。少し怖かったかな…。」

「だよな…。」


そんな事を聞いてくる輝翔に、私の心が乱される。

なんだろう…。

やっぱり、体調が悪いんだろうか…。

前向きな輝翔が、弱気になっている。

死と向き合う事。

それは、どんな人だって、きっと不安で恐怖でしかない。

この世界が嫌になって、自分が嫌になって、自ら命を投げ出そうとした私でさえも、ここに立った時に、恐怖を感じた。

いつ訪れるか分からない死と向き合っている輝翔にとって、それは私の時とは比べ物にならないほどだと思う。

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