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タイムリミット365
第9章 最期の作品

黙りこむ私を輝翔は、優しく見つめていてくれていた。

ゆっくり考えればいいと言うかのように。


輝翔の後は追えるけど、輝翔の最期には一緒にいられないかもしれない。

輝翔の最期までの生き様をしっかりと見守れるけど、輝翔のいない世界に残される現実。


どっちが幸せなんだろうか。

どちらも結局は、輝翔はこの世にいないのだから。

せめて、輝翔と過ごせるこの世界での時間を大切にしたい。

その時間が残り僅かだとしても、私は輝翔の最期をしっかりと見守っていきたいと思った。

もしかしたら、余命より長く輝翔は生きていられるかもしれないし。

そもそも、輝翔が死ぬなんて事もないかもしれない。

この先、どんな未来が訪れようとも、今は輝翔のそばにいて、一緒に1日1日を過ごしていきたいから。

私の答えは決まった。

もし、輝翔がこの世からいなくなってしまっても、私は輝翔の分も精一杯生きていく。

それが輝翔の望みでもあるんだもん。

約束はしっかり守るよ。


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