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タイムリミット365
第11章 愛をありがとう

「お前に出逢えて、俺は幸せだった。ありがとう。」


輝翔の言葉は嬉しいけど、私は少し気になる事があった。

輝翔の言い方だと、何だかもうこれで終わりみたいな言い方で…。

私は納得できなかった。

だって、輝翔はまだまだ私と一緒に生きていくんだから!


「過去系にしないで!!これからも、幸せでいて。輝翔はまだ私のそばにいるんだから。」

「羽音…?」

「輝翔らしくないよ!そんな言い方!輝翔は全力で生きてきた男でしょ?まだまだ終わらないんでしょ?」


早口で勢い良く言った私を見て、輝翔が爆笑した。


「アハハハ!羽音!いいな。その気迫。顔がすごい事になってたぞっ!」

「えっ?本当に?」


お腹をおさえて笑う輝翔を見て、自分がどんだけ笑える顔をしていたのだろうかと、急に不安になってきた。

恥ずかしい…。

私ってば、どんだけ必死なのよ。

笑いが止まらない輝翔を見ていて、恥ずかしくなってしまった。


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