この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
タイムリミット365
第12章 遺された愛

「たまには、電話でもかけてやるかって思ったんだよ。」

「そうか…。」


いつもなら、お互いに冗談の言い合いになる会話も、今日は弾まない。

沈黙が続いた後に、成海が静かに言ったんだ。


「浅沼。お前に頼みたい事があるんだ。」

「なんだ?どうした?」


ゴクッと唾を成海が飲みこんで、吐き出したため息。

その後の成海の聞いた事のない絶望的な声を俺は、ずっとこの先も忘れない。


「俺はもうダメだ。」


覚悟していた言葉だったが、すぐには理解出来なくて、俺は返事もできずに、成海の言葉をただ聞いていた。


「浅沼。」

「あぁ…。」

「羽音の事を頼む。」

「わかった…。」


そんな短い会話が続いた。


/185ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ