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タイムリミット365
第4章 目覚めていく体

ご飯を食べた後に、輝翔が私に言った。
「今日はこれから、奥の部屋に籠る。お前は好きに過ごしてくれ!夕飯の時間には部屋から出るから、それまでは、部屋には来ないでくれ。」
「うん!わかった。」
「絶対覗くなよっ!」
「…うん。」
覗くなと言われると、覗きたくなるけど…。
そんな昔話を子どもの頃に絵本で読んでもらったなぁ。
だいたい、見るなと言われて見た物は、いい事なくて悪い事ばかりだからさ。
だから、私は輝翔が言う通りに部屋には行かない事にした。
後ろを向いたまま、私に手を振って歩く輝翔の姿を見送り、私は広いリビングで、これからの時間をどう過ごそうか、1人で考える。
あっ!そういえば…。
この前、家を掃除した時に見つけたアレを持って、海に行ってみようかな?
今日は晴れてる!!
海で楽しんじゃおうっ!!

