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タイムリミット365
第5章 禁断の部屋
ドアの向こうに広がった景色は…。
えっ?
書斎…?
そこには部屋一面にたくさんの本が並んでいて、中央に大きな机が置いてあった。
この部屋で輝翔は、読書をしていただけなの…?
何か秘密があると思っていた私は、部屋の中の様子を見て、少し気が抜けた。
それでも部屋の中を探偵のようにくまなく観察していくと、何冊かの本だけ別の所に置いてある事に気付いた。
しかも作者の名前が同じ本。
その作者名は…。
『成海輝翔』
なるみ…?
何て読むのかな…?
なるみ…なるみ…。
なるみ?
まさか!!
きらと???
『なるみきらと!!!』
えっ!輝翔って、小説家なの?
しかも、きらとって、輝翔って書くの?
驚きの発見に私の頭の中は、パニックになる。