この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
タイムリミット365
第5章 禁断の部屋
「どうしても言わないつもりか?」
「………。」
「俺を無視するなんて、いい度胸だな。」
「………。」
クスッ。
確かにそう輝翔が笑った瞬間、私の唇が輝翔の唇で激しく塞がれた。
「んっ…やっ…んんっ…。」
激しく顔を振り、手で輝翔の体を押すけど、輝翔の体はびくともしない。
荒々しいキスに、息も出来ず何度も輝翔の胸を叩いた。
もう嫌だ…!
こうして抱かれてしまえば、私はまた輝翔に溺れてしまう。
顎を掴まれ、無理矢理開かされた唇。
抵抗する手は、一つにまとめられ、輝翔のそれによってシーツに縫いとどめられた。
開いた唇に流し込まれる輝翔の唾液を、溢れないように飲みこむと、それはまるで媚薬のように、私の体を敏感にさせていく。
もうどれくらいたったのだろうか…。
長く深いキスをひたすら続けられて、私は雲の上にいるかのように、フワフワとした感覚になる。
キス以外は何もされてないのに、私の体は明らかに疼いては、輝翔を求め始めていた。
ほら…やっぱり私はまた、こうして輝翔を求めてしまうんだ…。
そして、貴方無しではダメな体になっていくんだ…。