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指先
第4章 課長からの伝言
木曜日の昼下がり
加奈子は4階へ資料を受け取りに行った。
「木下さん!こっちよー」
「鮫島課長…」
鮫島課長は離婚したという話は出てない。
「ありがとうございます。」
加奈子が鮫島から資料を受け取り背中を見せた。
「木下どう?ベッドの上では相当エロいでしょ?
私好みに仕上げたの。」
一瞬、耳を疑った。
ニヤニヤしながら見てくる鮫島。
血の気が引く加奈子。
「その様子じゃ、やっぱり寝たのね。」
鮫島のデスク付近の部下は外出中だ。
だから悪知恵が働いたのかもしれない。
「本気で惚れたら大変よ?今のうち手を引いといたら?」
「手を引くのは貴方のほうですよ。」
「…っ!」
鮫島が顔を上げると山岸が加奈子の手を引いていた。
「僕は貴方好みにしてもらったつもりは
ありません。実際違うか見ますか?」
山岸は加奈子の首筋にキスしようとした。
「なっ、もういいわよ!行って!」
鮫島は悔しそうにしている。
「今後一切、加奈子にくだらない事言わないで下さい。」
山岸と加奈子は頭を下げてその場を去った。
加奈子は4階へ資料を受け取りに行った。
「木下さん!こっちよー」
「鮫島課長…」
鮫島課長は離婚したという話は出てない。
「ありがとうございます。」
加奈子が鮫島から資料を受け取り背中を見せた。
「木下どう?ベッドの上では相当エロいでしょ?
私好みに仕上げたの。」
一瞬、耳を疑った。
ニヤニヤしながら見てくる鮫島。
血の気が引く加奈子。
「その様子じゃ、やっぱり寝たのね。」
鮫島のデスク付近の部下は外出中だ。
だから悪知恵が働いたのかもしれない。
「本気で惚れたら大変よ?今のうち手を引いといたら?」
「手を引くのは貴方のほうですよ。」
「…っ!」
鮫島が顔を上げると山岸が加奈子の手を引いていた。
「僕は貴方好みにしてもらったつもりは
ありません。実際違うか見ますか?」
山岸は加奈子の首筋にキスしようとした。
「なっ、もういいわよ!行って!」
鮫島は悔しそうにしている。
「今後一切、加奈子にくだらない事言わないで下さい。」
山岸と加奈子は頭を下げてその場を去った。