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指先
第6章 小さな反撃
加奈子は美容室行って気分も変えてきた。

山岸からキレイになったな!男ができたのか

と聞かれたが

あえて否定もせずに出社した。

なんでそんなことしか言えないの?

私の頭はあなたでいっぱいなのよ。

何で気づかないの?


仕事中 また令嬢が山岸の隣で仕事を見に

来ていた。

「昌也 お父様がまた今夜 食事を誘ってるわ。」

「わかりました。」

やけに馴れ馴れしくやってんのねー。

何やすやす受けてんのよ。






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