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指先
第6章 小さな反撃
山岸の親しい社員は笑いながら話す。

そして顔色変えず加奈子の腰をもち二人きりで

エレベーターで上へと上がった。

「さぁて…」

「…」

「本当っ

予想外の事してくれてどう責任取ってくれるの?

書かれるよ?社内報で山岸はど変態だって(笑)

今夜 部長にも縁談のこと謝りに行かないと。」

「そこまで後の事は考えてなかった!ごめんなさいー。」

落ち込む加奈子の頭を撫でる。

「けど嬉しかったよ。ありがとう。

気持ち確かめられたし。」

顔をあげる加奈子。
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