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指先
第6章 小さな反撃
「何言ってるのよ、結婚すれば財産も入るのよ?
昇格だってあるし。」
「たしかに昇格は目標だったのでちょっと揺らぎました。
ですが権力を振りかざすあなたとは
結婚生活を共にする自信はないです。」
令嬢は怒りオフィスを出ていった。
オフィスには何だなんだと続々と人が入ってくる。
「やべぇよ。早くローターしまわないと。」
山岸は焦りながらスーツのポケットにしまう。
…が、時は既に遅かった。
「わぁお 山岸♫ こんな所までそれ持って来るなよ!」
通りがかりの社員が笑いながら声をかけてくる。
加奈子はマズい顔をした。
「いやー我慢できなくてねー♫ついね。」
昇格だってあるし。」
「たしかに昇格は目標だったのでちょっと揺らぎました。
ですが権力を振りかざすあなたとは
結婚生活を共にする自信はないです。」
令嬢は怒りオフィスを出ていった。
オフィスには何だなんだと続々と人が入ってくる。
「やべぇよ。早くローターしまわないと。」
山岸は焦りながらスーツのポケットにしまう。
…が、時は既に遅かった。
「わぁお 山岸♫ こんな所までそれ持って来るなよ!」
通りがかりの社員が笑いながら声をかけてくる。
加奈子はマズい顔をした。
「いやー我慢できなくてねー♫ついね。」