この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
恋の行方を探してください【完結】
第3章 【三話】初体験
美哉も段々と慣れて来たのか、由臣に言い返すようになってきた。
「私はっ、御曹司も、自分勝手な人も、どっちも嫌いっ。そのどちらにも当てはまる由臣さんなんて、大っ嫌い!」
「おぉ、そうか。大好きか」
「はいっ? 聞こえてますか? 私、あなたのこと、嫌いって」
「嫌いでもいい。俺に対して感情を持ってくれていることが重要だ」
「…………」
さらりと言われたけれど、それは重たい言葉過ぎて、美哉はそれ以上、なにも言えなくなってしまった。
「私はっ、御曹司も、自分勝手な人も、どっちも嫌いっ。そのどちらにも当てはまる由臣さんなんて、大っ嫌い!」
「おぉ、そうか。大好きか」
「はいっ? 聞こえてますか? 私、あなたのこと、嫌いって」
「嫌いでもいい。俺に対して感情を持ってくれていることが重要だ」
「…………」
さらりと言われたけれど、それは重たい言葉過ぎて、美哉はそれ以上、なにも言えなくなってしまった。