この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
恋の行方を探してください【完結】
第50章 【五十話】忠誠の儀*藪田
 伊吹と吟太、由臣と紫紺が見守る中、美哉は藪田の剛直を自身のナカへ埋め込んだ。
 ゆらゆらと腰を揺らすと、藪田の腰がもぞもぞと動き始めた。

「駄目よ。腰を動かしていいなんて、だれも言ってないでしょ」
「くぅ……」
「ね、初めてをこんな大勢に見られて、屈辱?」
「…………っ」
「お仕置きが必要よね、あなたには。だって、与頭である私を騙したんだもの。どうするのがいいかなー、この様子、あなたの大切な芽依さんに見せようか?」
「駄目だ!」
「駄目なのか。じゃあ、騙したこと、認めるんだ?」
「…………」

 美哉はゆらゆらと藪田の上で揺れ、煽った。藪田は由臣の顔のまま、屈辱に顔を歪めていた。

「んー、あなた、色っぽさが足りない」
「くそっ」
「ね、私に忠誠を誓うっていうのなら、私を騙したことも許してあげるし、芽依さんにも内緒にしておいてあげるわよ」
「脅迫か」
「脅迫じゃないわよ、交渉よ」
「脅迫だろう! 芽依さまに知らせるだなんて……!」
「だってあなた、それだけひどいことをしたんじゃないの。自覚ないの?」
「…………」

 とそこで、美哉は近くに控えている由臣に視線を向けた。

「ところで、芽依さんって誰?」
「俺の姪だ。長兄の娘で時期当主予定」
「ってことは、与頭だの御庭番だのは?」
「知らない」
「なるほど。知られたらマズいんだ。じゃあ、忠誠、誓うしかないよね?」

 美哉はにやりと藪田に笑いかけた。
/277ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ