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恋の行方を探してください【完結】
第50章 【五十話】忠誠の儀*藪田
伊吹と吟太、由臣と紫紺が見守る中、美哉は藪田の剛直を自身のナカへ埋め込んだ。
ゆらゆらと腰を揺らすと、藪田の腰がもぞもぞと動き始めた。
「駄目よ。腰を動かしていいなんて、だれも言ってないでしょ」
「くぅ……」
「ね、初めてをこんな大勢に見られて、屈辱?」
「…………っ」
「お仕置きが必要よね、あなたには。だって、与頭である私を騙したんだもの。どうするのがいいかなー、この様子、あなたの大切な芽依さんに見せようか?」
「駄目だ!」
「駄目なのか。じゃあ、騙したこと、認めるんだ?」
「…………」
美哉はゆらゆらと藪田の上で揺れ、煽った。藪田は由臣の顔のまま、屈辱に顔を歪めていた。
「んー、あなた、色っぽさが足りない」
「くそっ」
「ね、私に忠誠を誓うっていうのなら、私を騙したことも許してあげるし、芽依さんにも内緒にしておいてあげるわよ」
「脅迫か」
「脅迫じゃないわよ、交渉よ」
「脅迫だろう! 芽依さまに知らせるだなんて……!」
「だってあなた、それだけひどいことをしたんじゃないの。自覚ないの?」
「…………」
とそこで、美哉は近くに控えている由臣に視線を向けた。
「ところで、芽依さんって誰?」
「俺の姪だ。長兄の娘で時期当主予定」
「ってことは、与頭だの御庭番だのは?」
「知らない」
「なるほど。知られたらマズいんだ。じゃあ、忠誠、誓うしかないよね?」
美哉はにやりと藪田に笑いかけた。
ゆらゆらと腰を揺らすと、藪田の腰がもぞもぞと動き始めた。
「駄目よ。腰を動かしていいなんて、だれも言ってないでしょ」
「くぅ……」
「ね、初めてをこんな大勢に見られて、屈辱?」
「…………っ」
「お仕置きが必要よね、あなたには。だって、与頭である私を騙したんだもの。どうするのがいいかなー、この様子、あなたの大切な芽依さんに見せようか?」
「駄目だ!」
「駄目なのか。じゃあ、騙したこと、認めるんだ?」
「…………」
美哉はゆらゆらと藪田の上で揺れ、煽った。藪田は由臣の顔のまま、屈辱に顔を歪めていた。
「んー、あなた、色っぽさが足りない」
「くそっ」
「ね、私に忠誠を誓うっていうのなら、私を騙したことも許してあげるし、芽依さんにも内緒にしておいてあげるわよ」
「脅迫か」
「脅迫じゃないわよ、交渉よ」
「脅迫だろう! 芽依さまに知らせるだなんて……!」
「だってあなた、それだけひどいことをしたんじゃないの。自覚ないの?」
「…………」
とそこで、美哉は近くに控えている由臣に視線を向けた。
「ところで、芽依さんって誰?」
「俺の姪だ。長兄の娘で時期当主予定」
「ってことは、与頭だの御庭番だのは?」
「知らない」
「なるほど。知られたらマズいんだ。じゃあ、忠誠、誓うしかないよね?」
美哉はにやりと藪田に笑いかけた。