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恋の行方を探してください【完結】
第51章 【五十一話】好き
藪田は美哉の笑みを見て、敵わないと思ったらしい。
屈辱そうな悔しそうな表情をしていたけれど、観念したようだ。
「分かった、忠誠を誓う」
「それ、口だけじゃないわよね? ま、口だけだったら分かるんだけど」
と、本当か嘘かは美哉には分からないけれど、そう言えば、藪田は思いっきり首を振った。
「嘘じゃない。本当に誓うから、もう、限界なんだ、イカしてくれ……!」
「えー。単にイキたいだけじゃないわよね?」
「ち、違う! 本当に誓うから! 嘘だと分かったら、芽依さまに告げていいから!」
藪田は赤い顔をして、汗をだらだら流しながら、懇願してきた。
それを見た美哉は、ゆらゆらと揺らしていた腰を止め、ぐっと奥へ押し込めた。
「ぅ……わぁ!」
その途端、藪田は膜越しに精を放ったのが分かった。
「あーら、早漏ね。こんなので芽依さんを楽しませてあげられるの?」
「そ……ん、な、こと……」
「するわけないって? 根性、ないわよねー」
美哉は藪田の剛直の根元を押さえながらずるりと抜け出した。
「由臣、さん」
「なんだ」
「やっぱり、疼く、の」
「ったく。おまえら、とっとと藪田を連れて出て行け」
「えー、ぼくたち、お預けなの?」
「伊吹っ、もう美哉からご褒美はもらわない約束だろうが!」
「そうだけどー。美哉ちゃん見てたら、ちょっと、ねぇ?」
その言葉を聞いた美哉は、由臣に潤んだ瞳を向けた。
「ご褒美……」
「駄目。吟太にも駄目だと言われたんじゃないのか?」
「ケチっ」
「ケチって……。美哉、頼むからもう少し自分を大切にしてくれ」
「そうだよ、美哉。さっきのを見られただけでオレたちには充分なご褒美だから!」
屈辱そうな悔しそうな表情をしていたけれど、観念したようだ。
「分かった、忠誠を誓う」
「それ、口だけじゃないわよね? ま、口だけだったら分かるんだけど」
と、本当か嘘かは美哉には分からないけれど、そう言えば、藪田は思いっきり首を振った。
「嘘じゃない。本当に誓うから、もう、限界なんだ、イカしてくれ……!」
「えー。単にイキたいだけじゃないわよね?」
「ち、違う! 本当に誓うから! 嘘だと分かったら、芽依さまに告げていいから!」
藪田は赤い顔をして、汗をだらだら流しながら、懇願してきた。
それを見た美哉は、ゆらゆらと揺らしていた腰を止め、ぐっと奥へ押し込めた。
「ぅ……わぁ!」
その途端、藪田は膜越しに精を放ったのが分かった。
「あーら、早漏ね。こんなので芽依さんを楽しませてあげられるの?」
「そ……ん、な、こと……」
「するわけないって? 根性、ないわよねー」
美哉は藪田の剛直の根元を押さえながらずるりと抜け出した。
「由臣、さん」
「なんだ」
「やっぱり、疼く、の」
「ったく。おまえら、とっとと藪田を連れて出て行け」
「えー、ぼくたち、お預けなの?」
「伊吹っ、もう美哉からご褒美はもらわない約束だろうが!」
「そうだけどー。美哉ちゃん見てたら、ちょっと、ねぇ?」
その言葉を聞いた美哉は、由臣に潤んだ瞳を向けた。
「ご褒美……」
「駄目。吟太にも駄目だと言われたんじゃないのか?」
「ケチっ」
「ケチって……。美哉、頼むからもう少し自分を大切にしてくれ」
「そうだよ、美哉。さっきのを見られただけでオレたちには充分なご褒美だから!」