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恋の行方を探してください【完結】
第12章 【十二話】詩的な依頼
 まさかキスをされるとは思っていなかった美哉は、この不意打ちに抗議の声を上げようとしたが、口を開けた途端、舌をねじ込まれた。由臣とのキスは、ミルクティの味がした。
 ぴちゃぴちゃという濡れた音に、美哉の頭はどんどんとぼんやりしてきた。
 最初の時も思ったけれど、由臣とのキスは、とても気持ちがいい。ふわふわとした気持ちになってきて、もっとと思わず求めてしまいそうになる。
 が、今はそんなときではないと気がつき、肩を強く叩けば、あっさりと唇を離された。
 鼻で息をすることを覚えた美哉だったが、それでも息が乱れてしまう。
 肩を上下させて息を整えていると、横にいる由臣は笑った。

「キスだけでそんなに興奮してくれるとは思わなかった」
「もう! いきなりなにするんですかっ!」
「美哉が誘うから」
「誘ってませんっ!」
「でも、挑発したんだろう?」
「しましたけど、そういう意味ではないです!」
「ははっ、美哉はほんと、かわいいなぁ」
「かわいくないです!」

 ふくれっ面の美哉の頬を撫でると、由臣はまた笑った。
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