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恋は盲目
第1章 私の片想い
「好きなんだって。」
一瞬ドキッとした。
「好き」と言われたかと思って。
でもすぐ違うと脳が判断した。
「・・・誰が?」
「同じ部活の相田諒。佐々木のことが好きなんだって。」
相田君、知ってる。
学年一かっこいいと言われている相田君。
サッカー部で慶太とゴールデンペアと言われ、スカウトマンが来たと言われている相田君。
まほのことが好きなのか!
「へぇ。美男美女だね。」
「な。それであんりが仲良いじゃん?橋渡し、、、じゃないけど、なんか協力?」
「あー無理だよ。」
「何で?」
「だってまほにはちょーーーーラブラブな彼氏がいるもん。」
「え、マジ!?」
慶太がアホ面で驚いている。
校内で男の影がないとこうなるよね・・・。
「えー・・マジか。諒に何て言えば・・・」
「正直に言えばいいじゃん。彼氏いるってよって。」
「そうだけどさ・・・。いやアイツ珍しくすんげぇ本気で佐々木に惚れてて・・・うわー、これ言うの辛〜〜〜!」
「しょうがないよ、ダメなもんはダメなんだよ。」
何だか自分に言ってるみたいだ。
「・・・あんりは何でダメだったの?」