この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
恋は盲目
第1章 私の片想い
「あっ!」
思わず声が出た。
何となく総司君の顔が思い浮かぶ。
今日慶太に言われたことと、総司君の顔が交互に浮かんで頭の中でごちゃ混ぜになっていく。
ブーブーブー
携帯の振動で我に帰る。
遅くなったので親からか、、もしかしたら慶太?
恐る恐る画面を確認すると、
「総司君」
心臓がギューーーっとなる。
慌てて出る。
「もっ、もしっ!」
噛んだ。
「ははっ!もしって!今大丈夫?」
「うん!大丈夫!」
「…あれ?今外?」
「あ、うん、家の近くの公園。星が綺麗だなーと思って見てた。」
「マジ!?さっきの流れ星見たっ!?」
「見た見たっ!総司君も!?」
「うん!や、それで電話したんだ!あんりに教えようと思って。」
胸がキュンキュンする。
流れ星見て私に電話してくるなんて、好きなんじゃないの?
もう期待させてどうする気なの!
「そうなの!?嬉しい!すごい綺麗だったよね!」
告白する前は自分の好意を伝えるのをためらってたけど、今は何だか素直に言える。もう好きだよー!って言っちゃいそう。
今の方が本当の自分で総司君と接してる気がする。
「あ、そういや友達の話って何だった?」
気にしてくれてたのかな?
「えっと…。その友達の友達が、私の友達の事が好きらしくって協力してくれって。そういう話だった。」
嘘は言ってない。
「へぇ、とか言ってそいつがあんりの事が好きなんじゃない?」
す、鋭い。
別に彼氏でもないのに後ろめたい気分になる。慶太が抱きしめたり手首にキスしたりするから!
あ!手首!夏なのに!
というかキスすらしたことないのにキスマークが先ってどうなの!?
と連想ゲームのように次々と今日の出来事がフラッシュバックする。
「もしもし?あんり?」
ハッと我に返る。せっかく総司君と電話してるのに。
「いや、本当にそんなんじゃないよ。そんな事言ってくれる人いたらねー。」
冗談ぽく言った。
「だめ。」
「え?」
「……や、何でもない。また塾で!」
そう言い残して総司君は電話を切ってしまった。
思わず声が出た。
何となく総司君の顔が思い浮かぶ。
今日慶太に言われたことと、総司君の顔が交互に浮かんで頭の中でごちゃ混ぜになっていく。
ブーブーブー
携帯の振動で我に帰る。
遅くなったので親からか、、もしかしたら慶太?
恐る恐る画面を確認すると、
「総司君」
心臓がギューーーっとなる。
慌てて出る。
「もっ、もしっ!」
噛んだ。
「ははっ!もしって!今大丈夫?」
「うん!大丈夫!」
「…あれ?今外?」
「あ、うん、家の近くの公園。星が綺麗だなーと思って見てた。」
「マジ!?さっきの流れ星見たっ!?」
「見た見たっ!総司君も!?」
「うん!や、それで電話したんだ!あんりに教えようと思って。」
胸がキュンキュンする。
流れ星見て私に電話してくるなんて、好きなんじゃないの?
もう期待させてどうする気なの!
「そうなの!?嬉しい!すごい綺麗だったよね!」
告白する前は自分の好意を伝えるのをためらってたけど、今は何だか素直に言える。もう好きだよー!って言っちゃいそう。
今の方が本当の自分で総司君と接してる気がする。
「あ、そういや友達の話って何だった?」
気にしてくれてたのかな?
「えっと…。その友達の友達が、私の友達の事が好きらしくって協力してくれって。そういう話だった。」
嘘は言ってない。
「へぇ、とか言ってそいつがあんりの事が好きなんじゃない?」
す、鋭い。
別に彼氏でもないのに後ろめたい気分になる。慶太が抱きしめたり手首にキスしたりするから!
あ!手首!夏なのに!
というかキスすらしたことないのにキスマークが先ってどうなの!?
と連想ゲームのように次々と今日の出来事がフラッシュバックする。
「もしもし?あんり?」
ハッと我に返る。せっかく総司君と電話してるのに。
「いや、本当にそんなんじゃないよ。そんな事言ってくれる人いたらねー。」
冗談ぽく言った。
「だめ。」
「え?」
「……や、何でもない。また塾で!」
そう言い残して総司君は電話を切ってしまった。