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恋は盲目
第5章 夜の遊び


へっ?えっ?

現実に引き戻された

携帯?

しかも電話?

いまだ鳴り続ける携帯を探す

電気をつけて手にとると

「えっ・・・・」

画面には

「慶太」

出るか迷ったけど何かあったかと思い出る

「はぃ・・・」


「よ、寝てた?」


「・・・・・寝ようとしてた」


エッチなことしてたとは言えない


「今あんりの家の前にいるんだけどちょっと話せる?」


「え?今?・・・・何、どうしたの」

時計を見ると12時近い。


「いいじゃん、久々に」

そう、慶太とは本当にまれに夜中に家をぬけて会ってた

思春期のちょっとした好奇心

夜中に家を抜けて友達と喋るっていう

ちょっとした冒険?

あの時はホントに友達て感じだったから気軽に会ってたけど


「うー・・・・」

「あんり、会お」

慶太には悪いけど

これが総司君だったらなぁ

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