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恋は盲目
第1章 私の片想い

「あんり、ごめん。シャーペン貸して?筆箱忘れちゃった。」

とテヘッと言わんばかりの笑顔で言ってきた。


その笑顔で、私はやっぱりこの人が好きだと思った。
この人が私を好きじゃなくっても、それでもいいから好きでいたいなと思った。


ニコっと「しょうがないなー」とか言いながら総司君にシャーペンを渡す。
すると総司君は「さんきゅ」と言ってすぐさま私のノートにまた意味のわからない落書きをした。

私が彼の落書きが好きなのは1つにはその茶目っ気が可愛いと思うのと、もう1つは落書きするときに彼の肩が私の腕に当たるから。

女の子だってそういうの、嬉しい。
総司君に触れられた所にはピリリって電流が走る。好きすぎて。
それが偶然でもなんでも嬉しいものは嬉しい。



やばい、私って変態?
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